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Posted by さがファンブログ事務局 at 

2012年03月11日

苦境にあっても天を恨まず

おはようございます


今日は
東日本大震災から一年です
改めまして
被災されました皆さま方へ今も、心もとない不安定な生活を送られている方へ、
心より
お見舞いを申し上げます



私はこの一年間

数々の
痛ましくて悲しい震災の報道を見てきた中で
幾つかの
大変感動する言葉に出会ってきました

その中の一つが、気仙沼市立、階上中学校の去年の卒業式で卒業生が立派に読み上げた答辞でした
ここにその時の答辞の内容を紹介させていただきたいと思います
☆〜〜☆〜〜☆〜〜☆〜〜☆〜〜
本日は、未曾有の大震災の傷も癒えない最中、
わたくしたちの為に、卒業式を挙行していただきありがとうございます。

ちょうど、十日前の三月十二日、春を思わせる暖かな日でした。
わたくしたちは、そのキラキラ光る日差しの中を、希望に胸を膨らませ、
通いなれたこの学舎を、五十七名揃って巣立つ筈でした。

前日の十一日。
一足早く渡された、思い出のたくさん詰まったアルバムを開き、
十数時間後の卒業式に、思いを馳せた友もいたことでしょう。

「東日本大震災」と名づけられる、天変地異が起こるとも知らずに・・・

階上中学校といえば「防災教育」といわれ、
内外から高く評価され、十分な訓練もしていたわたくしたちでした。

しかし、自然の猛威の前には、人間の力はあまりにも無力で、
わたくしたちから大切なものを、容赦なく奪っていきました。
天が与えた試練というには、むごすぎるものでした。
辛くて、悔しくてたまりません。

時計の針は、十四時四十六分を指したままです。
でも、時は確実に流れています。
生かされた者として、顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、
強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。

命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。
しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、
助け合って生きていく事が、これからの、わたくしたちの使命です。

わたくしたちは今、
それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。
どこにいても、何をしていようとも、
この地で、仲間と共有した時を忘れず、宝物として生きていきます。

後輩の皆さん、
階上中学校で過ごす「あたりまえ」に思える日々や友達が、
いかに貴重なものかを考え、いとおしんで過ごして下さい。

先生方、
親身の御指導、ありがとうございました。
先生方が、いかにわたくしたちを思って下さっていたか、
今になってよく分かります。

地域の皆さん、
これまで様々な御支援をいただき、ありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。

お父さん、お母さん、家族の皆さん、
これからわたくしたちが歩んでいく姿を見守っていて下さい。
必ず、よき社会人になります。

わたくしは、この階上中学校の生徒でいられたことを誇りに思います。

最後に、本当に、本当に、ありがとうございました。

平成二十三年三月二十二日

第六十四回卒業生代表  梶原 裕太


☆〜〜☆〜〜☆〜〜☆〜〜☆〜〜


私は テレビで 梶原さんの 魂の叫びを聞いて
胸が張り裂けそうになりました

「苦境にあっても、天を恨まず…」
なかなか言える言葉ではありません
でも なんと素晴らしい言葉なのでしょう
深く心に響きました

被災地でも 子供たちは震災の記憶を胸に 毎日毎日 成長してやがて大人になっていくでしょう

子供たちが 辛い環境にあっても なるべく 不安や悩みが最小限になるように 大人や社会が守ってあげなければならないと思います

このような 素晴らしい
高潔な志を持つ 青少年が いてくれることは
とても 喜ばしい 事でした
と同時に 私も 自分自身 強くならねば と 励まされた言葉でもあります

【誰だって苦境に立たされることもあるけれど、恨んだり諦めたりしないで正しく生きていこう】

そういう思いを
抱くことができました



あの震災から一年が経ちますが

まだ 行方不明の方もいて瓦礫の処理も進んでいなくて 家族で別に住まわざるをえない事情があったり、仕事がなかったり……きりがないほど

復興への問題は山積していると思いました


九州に住んでいる私も これからも 東日本大震災のことを 気にかけながら
今の自分にできる支援や協力をし
自分の仕事を頑張っていきたいと思っています








  


Posted by あつこ at 05:47 | Comments(2)